オンライン会議時代 最強の話し方テクニックとマイクチョイスで質の高い発言力をつける。
バーチャルとリアルのハイブリッド型の勤務が当たり前になるニューノーマルな世界。業務を円滑に進めるにはトークの素養がこれまで以上に重要になります。そんなオンライン時代のトークスキルについて、日経トレンディ2021.5から紹介します。
オンライン会議の登場により、以前の会議は無駄という風潮から一転ZoomやTeamsを使っていかに効率的な会議やプレゼンをこなす体制を整えるかが生産性を左右する。ヒット企業はこぞって会議重視に舵を切っています。
オンライン会議では、意図をくみ取ってもらったり、人柄の良さで乗り切るのが難しい。使える数少ない武器は「声」です。そこを最大限引き出して説得力あるトークを繰り広げるしかありません。
まずは声の出し方について、フリーアナウンサーの魚住氏は3つのメソッドを紹介しています。
① 複式呼吸
お腹にぐっと力を入れて大量の空気を取り込み、声を出すことで相手に安心感を与える声質に変身できる。複式呼吸は肺を縦方向に広げることで横隔膜を押し下げて肺のスペースを作る。
② 共鳴
口角を上げて、声帯で振動させた空気を口腔内で増幅させる共鳴によってより聞き取りやすい声が出せる。
③ 活舌
正しい発音なら、伝えたい言葉がきちんと届く。そのためには口回りの筋肉を鍛えることでキレイな発音を体得できる。早口言葉などで筋肉を鍛えることができ、活舌が見違えるように改善する。舌を動かしてストレッチするのもよい。
さらにマイクについても、良いものを使う注意が必要です。性能の良いマイクは、オンライン会議の音質改善に大きな効果が見込めます。ノイズが少なく自然な声を拾うことができ、長時間の会議でも相手にストレスを与えません。
マイクには空気の振動を電荷の変化にかえる「コンデンサー方式」と空気の振動で電気を発生させる「ダイナミック方式」があり、前者は感度が高く、音を良く拾い、後者はカラオケマイクなど一般的に使用されているものです。
そこで実験した結果、幅広い帯域をカバーするコンデンサーマイクであるオーディオテクニカのAT2020USBがベストとして選ばれています。そのぶん、かなりいいお値段していますね。
1位 オーディオテクニカのAT2020USB
理由として、USB接続で低周波から高周波までレベルが高めでリアルな声を拾える特性を示しており、音質は極めて「リッチ」で、唇の動きまでわかる音声が収録できているとのこと。
audio-technica USB マイクロホン AT2020USB+ テレワーク/在宅勤務/生放送 / 録音 / ポッドキャスト / 実況 ブラック2位 オーディオテクニカのATR2100xUSB
次に音質がよかったのが、同じオーディオテクニカのATR2100xUSBです。ダイナミック方式のモデルで帯域は狭いのですが、素直な印象のモデルです。それでも1万円は超えています。
audio-technica USB マイクロホン テレワーク/在宅勤務/生放送/録音/ポッドキャスト/実況 ブラック ATR2100x-USB3位 サンワサプライのMM-MCU03BK
低価格帯ながら検討したのが、サンワサプライのMM-MCU03BKです。コンパクトなスタンドタイプだが感度がよく素直な音質で、感度も高く、高いコスパを発揮しました。これなら容易に手が届きそうですね。
サンワサプライ USBマイクロホン 単一指向性 自立スタンド型 MM-MCU03BKいかがでしたか。ウェブ会議が増えて、楽になったと思うと、単純にそうでもなく、別の部分で差をつけなければならないところも出てきて、本当に大変ですね。
ここまで読んでいただき誠にありがとうございました。