貯金するより米国株に投資したほうがよい理由
老後の資金を金利0の普通預金に預けて、将来を年金と貯金と退職金に頼ろうとするならその人は「勇者」であります。
来年を予想することは困難ですが、20年後を予想することは、ある程度可能です。
なぜなら、将来的に起こりえることが、現時点で分かっていることが多数あるからです。
例えば、地震。マグニチュード9の南海トラフ地震は、これから30年以内におよそ8割の確率で起きると予想されています。
加えて、マグニチュード7級の首都圏直下型地震は30年以内にほぼ同じ確率で起こることを考えれば、平穏な日々をすごすたび、その確率はどんどん高まってます。
巨大地震の経済への影響は新型コロナウィルスの比ではありません。
南海トラフでは1410兆円、首都圏直下で778兆円、合計2188兆円と桁違いです。
国家予算が100兆円なので、さらに20年以上が失われることになるかもしれません。
また、巨大地震と連動して富士山の噴火も忘れてはいけません。過去100年に1度だったものが、現在まで300年間噴火していません。
こちらもいつ噴火してもおかしくなく、噴火すれば、首都圏は完全に機能不全に陥ることになります。
こういった状態で不動産を買うべきかという問いについて、その答えは明確でしょう。
一方日本の株価も全くさえない。日経平均が3万円回復したことが話題になっているが、ただ30年前に戻っただけで、この先も上がり続ける保証はありません。
給与が下がっているもの先進国では日本だけで他の国はこの20年間で上げています。
また株価も上がり続けている。ダウ平均は算出された1896年の初値40.94ドルから1000倍近く上げました。
世界大恐慌に始まり、ブラックマンデー、リーマンショック等大きく暴落するイベントがあってもその後回復し、長期的には上がり続けています。
日経平均とダウ平均をこの30年で比較すると、ダウは10倍になっており、それだけの資産格差ができています。
年金にも退職金にも頼れない老後の資金はどうすればよいのでしょうか。やはり米国株です。個別の銘柄を予想するのは困難であるが、平均株価に連動するインデックスファンドであれば、銘柄選択の必要なくリスクを分散できる。
貯金から米国株に投資するようシフトしましょう。